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引退馬の活躍とSDGs

日本ホースボール協会(JHBA)は世界でのホースボールで使用される馬の約7割がサラブレッド又はサラ系というデータと、日本の馬事情を踏まえ「馬業界の持続可能性」について、強いこだわりと使命感を持って取り組みを行っています。
SDGs 持続可能な開発目標は、2015年に国連サミットで採択された国際目標ですが、目標12にある「つくる責任、つかう責任」は持続可能な生産消費形態を確立することを扱っているものであり、馬にかかわる人間も強く意識しなければ行けない項目と考えています。具体的には、JHBAは「引退競走馬の廃用」という問題の改善、より良い解決を望み模索しています。競走馬は9割が天寿を全うせずに廃用されてしまうとされていますが、その馬でもまだ人と馬がお互いに喜びを生む関係を生み出せる命が含まれていると考え、JHBAは「引退馬」を積極的に受け入れ、ホースボールという場で、もう一度「現役のアスリート」として、命の火を燃やし、輝きつづけることができるような新しいエコシステムを作ろうとしています。また
引退馬(サラブレッド)の活用を主軸におきつつ、サラブレッド以外の馬も同じ命として可能であればホースボールホース又は乗馬として活用し、「馬」という自然の資産が、地球上でより永く、人とともに共生できるようにすることが、一スポーツを発展させる立場として非常に重要なことだと捉えています。なお、この目標は、下記で説明する具体的なアクションプランでその実現を達成します。

JHBAの馬との共生するサステナビリティの理念

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馬を持つ少女
Prarie上の野生の馬

​JHBAの取り組み・目標

①日本の競馬界で問題となっている引退馬(引退競走馬)を率先してホースボールの練習に採用する。

​②引退馬を積極的に採用している乗馬施設等を優先的に利用する。

③引退馬の体の状況を見て、ホースボールが出来る馬にはホースボールの調教を。ホースボールをする為の体を整える事が出来ない馬には、その子にあった乗用馬としての調教を施し、ホースボールが出来る出来ないに関わらず、どの馬も長く生きられる為の再調教をする。

④ホースボールに適していない馬は、乗用馬として選手の一般的な乗馬練習に活用する。また、協会での保有が難しい場合は、信頼のおける乗馬施設に譲渡し、乗用馬として活用して頂く。

⑤ホースボールホースとして活用した馬が老齢でホースボールをするのが難しくなった場合は、乗用馬として活用、又は養老馬として飼育する。

​⑥将来的に、協会運営の養老牧場を設置し、ホースボールに関わってくれた馬がのどかに暮らせる終のすみかの設置を実現する。

⑦引退馬(サラブレッド)の活用を主軸におきつつ、サラブレッド以外の馬も同じ命として、可能であればホースボールホース又は乗馬として活用する。

上記の取り組みによって1頭でも多くの馬が、長く生きられる様にまた終のすみかの確保、活躍の場を創造する事が、

馬の日々の幸せ、それに関わる人達の幸せに繋がると考え、日本ホースボール協会として取り組んでまいります。

JHBA所属馬

マルヨシャバーリー

2014年3月25日生まれ

父:ロージズインメイ 母:マルヨモザー 母父:アグネスタキオン

21戦3勝 (3-2-3-13)

 

初心者から3種の歩様を練習するのも、ホースボールを練習するのも1番やりやすい

最高のレッスンホースです。

チャンピオンゴッド

2010年6月18日生まれ

父:マーベラスサンデー  母:アクティブサンサン 母父:ブライアンズタイム

26戦14勝(中央3戦0勝)

 

​スピード、体力、力強さが素晴らしい馬です。一番乗り手の技量が必要となります。乗りこなせるプレーヤーには一番良いパートナーになるでしょう。

​ジュフォン

2017年3月18日生まれ

父:Flatter 母:Luster 母父:Touch Gold

6戦0勝

 

普段は常に間の抜けた表情をして近くを通る人に甘えてきます。 走り出すと踏み込みの良い駈歩をしてくれる乗りやすい馬です。力だけで乗ろうとすると鈍くなってしまいます。馬とのコミュニケーション能力の高いプレーヤーが乗ると楽に動きます。

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